ゆる読書会 参加者インタビュー Vol.4 なおこさん(前編)

2019年ごろからゆる読書会にご参加いただいているなおこさんにインタビューしました。

当時はスペイン在住、缶詰工場のマネジャーをされていました。しかし、2023年に紆余曲折を経てメキシコの日系企業に転職したとのこと。

日本からスペイン、そしてメキシコへ引っ越すことになった経緯、2023年に経験したガンのことなど、盛りだくさんのなおこさんの人生についてお伺いしました。

お話を聞いた人 なおこさん

1972年生まれ、千葉九十九里浜出身。キューバ、スペインを経てただいまメキシコ在住です。
猫、旅命。

後編はこちらです。

海外引越しと転職、そしてガン。いろいろあった2023年について

—— お久しぶりです。以前はスペインにいらっしゃいましたが、メキシコにお引っ越しされたんですね。

そうなんですよ〜。実は去年(2023年)、ガンになっちゃって。海外引っ越しと転職とガンで、大変でした笑。

—— えっ!そうなんですか?(驚)大変だったんですね。

なんかその時は大変かなと思ったんですけど、忙しくて病気のことを考える暇がないっていうのは、ある意味良かったのかもしれません。やっぱり私にとっては仕事があるっていうのがその時の気持ちのハリになったんで。

仕事がなくて「この先どうしよう」って考えてる方が結構ツラかったんじゃないかなと。

—— そうですか・・・。何からお伺いすべきか悩むところですが、まずはスペインに住む前のことから聞いてもいいですか?

日本で税理士から、ひょんなきっかけでキューバ、スペインへ

—— スペインに住む前は日本に住んでいたんですか?

はい、39歳まで日本で税理士をしていました。

—— 日本で暮らしていた当時も海外に興味はありましたか?

なぜか子供の頃から、「海外に行くんじゃないか」って思ってたんです。別に、全く準備もしていないですよ。しかも英語も全然できないし。具体的には何もしていませんでした。

日本である程度の仕事のスキルを持ってから海外に行った方がいいなって思いついて、30歳までは日本で仕事しようと思ったんですよ。 それで30歳の時に資格を取って、結局31歳まで日本で働きました。目標の金額になるまでは働こうと思っていたので。その時は中国に行こうと思ってたので、中国語も5年ぐらいやっていました。

なのに、なぜかキューバに行くことになったんです。まだスペインじゃなくて、キューバです。

当時は結婚もしていました。中国に行く前のお別れの旅行で、旦那さんとキューバに行ったんです。そしたら 「私、中国やめてここに残る」ってなっちゃって笑。そのままキューバに1人で残りました。