【オンライン読書会】3月11日ゆる読書会【開催報告】

3/11(水)21:00〜開催のオンライン読書会の記録です。参加者5名、90分で開催しました。ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました!

いつも楽しい読書会ですが、今回は特に笑いの絶えない90分となりました。ジャンルは小説、文学、ノンフィクションと幅広く、内容も小難しいものからくすっと笑えるゆるいものまで集まりました。

みなさんの紹介本&コメント

Uさん 小室直樹「数学を使わない数学の講義」

理系の社会学者が、数学的なものの考え方で社会現象を論じた本。昭和に書かれた本なので例として出てくる社会現象が古いが、自分で現代に当てはめて考え直してながら読むのも面白かった。西洋と日本のものの考え方を対比している部分では、「宗教を理解していないと西洋の考え方は理解できない」という言葉が心に残った。

Hさん 垣谷美雨 「あなたの人生、片付けます」

エンターテインメントとして没頭して読める一冊。片付けのプロが片付けを指南してい話だが、単にテクニックを教えるのではなく、「なんで片付けられないか」を考え、依頼主の心も整理していく。今は不要なものなのに理由をつけて保管してしまっているというのは、自分を含めて誰にでもよくあること。自分や親のものの整理について改めて考えさせられた。

Sさん 西 加奈子、せきしろ「ダイオウイカは知らないでしょう」

ananの誌上で西加奈子さんとせきしろさんが「今までに作ったことのない短歌を作る」というテーマで対談していたものをまとめた一冊。お題をうけて2人がつくる短歌が自由でいて、「これはどういう状況?」「実はこういうことがあって」と解説していくのがまたおもしろい。笑いながら、たまにちょっとしんみりしながら読んだ。

Sさん 筒井康隆「愛のひだりがわ」

筒井康隆が書いた子供向けの小説。左手が不自由な主人公の愛が父親を探す旅に出る。愛の左側を守ってくれる人たちとの出会いや過酷な経験を通して、主人公自信が成長していく物語。最初は父親を探すという目的で始めた旅立ったが、旅を続けていくうちに主人公にとっての旅の目的が変わっていくところがおもしろい。

げんだちょふ エリザベス・L. クライン「ファストファッション: クローゼットの中の憂鬱」

ファストファッションがわたしたちの消費や生活パターンをどう変えたのかが書かれた本。まだ全部を読めていないが、最初の方を読んだだけで服を買う基準について考えさせられた。売る側は流行のデザインで安価な服を次から次へと生み出し、買う側はそれに追従していることに疑問を感じた。

次回開催案内

女性対象の無料オンライン読書会「ゆる読書会」は毎週水曜日さまざまな時間帯で開催しています。開催予定はこちらの記事で。