【オンライン読書会】4月9日ゆる読書会【開催報告】

4/9(水)21:00〜開催のオンライン読書会の記録です。参加者4名、90分で開催しました。ご参加頂いたみなさん、ありがとうございました!

最近は参加が2回目以降のリピーターさんが増えてきたのですが、それでも毎回少しづつメンバーが違うので、ちょっとずつ違う雰囲気になるのがおもしろいですね。

みなさんの紹介本&コメント

Sさん 夏目漱石 , 江戸川乱歩他「〆切本」

作家さん(夏目漱石、村上春樹など)の締め切りに関する悲喜こもごもがエッセイ、対談、手紙など様々な形式で綴られている。この本を読むと

  • それぞれの作家の性格がわかる&自分の好きな作家のことが知れる
  • 自分と似た価値観の人が探せる
  • 「締切って誰でも辛いよね」と共感できる

という効能が得られる。

Mさん 伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」

伊丹十三が60年代にヨーロッパを旅行した際の、現地の見聞をつらつら書いているエッセイ。ヨーロッパと退屈が結びつかないので、興味が湧いて買ってみた。食事や文化、交通状況も詳しく書いてある。

Cさん 向田邦子「阿修羅のごとく」

年老いた父に愛人がいたことをきっかけに、暮らしも考え方も異なる四姉妹が集結するところから始まる。姉妹もそれぞれ問題を抱えており、それぞれがどのように幸せになるべきなのか、女性の本質とは何か考えさせられる話。向田邦子のト書きでそれぞれのキャラクターの心情を表現する技術が素晴らしいと思った。

げんだちょふ 西加奈子「通天閣」

大阪のミナミに住む男女2人の生活を描いた作品。ミナミの独特の雰囲気やそこに暮らす人々の様子が伝わってくる。人生を捨ててしまっているとも言える2人の主人公が、「しょうもない」ような生活の中に一筋の光を見つけるところに、じわっとくる一作。

次回開催案内

女性対象の無料オンライン読書会「ゆる読書会」は毎週水曜日さまざまな時間帯で開催しています。開催予定はこちらの記事で。

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前回の開催報告

https://yurudokuonline.com/2020/03/13/8842/